2002年05月04日(当時52歳)
北谷コース登山口はマイナーと思っていたが、
沢山のハイカーが来ていた。
二つ目の山であり、時間に余裕がなく風穴は見に行けず、どうせ穴が
開いているだけだろう。 後日、テレビで特集をやっていたが、
人が中に入れる程大きな風穴らしい。
2時間10分にて ”祖母山”(1,756m)に着く。 雨は降り続き山頂からは
何も見えず、日が暮れる前に下りたいので休憩せずに下山する。
反対側から登って来た人の装備とは対照的に何とお手軽な格好か。
本日、2つ目の山に52歳のおじさんはグロッキー。
”立山”でバテた時と比べれば、まだ体力に余裕が残っていた。
山頂へ一番近い登山道を選んだつもりであるが、それでも2時間以上掛かった、山頂で出会った登山者は反対側を朝の4時半に出たと言うので、北谷コースの方が遥かに短かかったのだろう。
ガスの為もあるが、途中に目新しい物が何もなく、写真がほとんどない、兵庫の低山を三つ縦走したような感じで面白みが全然無い山に感じた。 雨の日は半端ではない滑り易さで、まともに歩けない状態になる。 このコースからは二度と登りたくない。
宮崎県高千穂町
標高差:642m
'02年度の九州遠征
05/03 |
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05/04 |
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05/04 |
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05/05 |
開聞岳 |
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霧島山 |
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祖母山 |
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九住山 |
1,447mの稜線に出ると比較的緩やかな道となる。
22分、二合目、杉木立の中の道が続く、登りは結構きつい五合目、2時31分、1時間経過してまだ半分、道は穏やかになったが、背丈より高いササが続き、登山道は水溜りでぬかるんでいる。
山頂で会った登山者は反対側を4時半に出発して今着いたと言う。 避難小屋に泊まるらしい。
息子は傘を途中で諦めて全身ずぶ濡れ、ガスっていて寒く、直ぐに下山する。
火山灰が完全にヌタヌタ状態になり、滑って下り降りをまともに歩けない。 道の両端の
草が残っているところを選んで枝を掴みながら歩く。 この時間でも登ってくる人がいるが、
多分、山小屋泊まりだろう。 長い長い辛い下りを消化して、登りより時間が掛かって
6時18分に登山口に戻る。
『日本百名山』 雨天となり火山灰土の登山道はヌタヌタで最悪の山登りとなる。
深田久弥著の「日本百名山」から
祖母山は昔は九州第一の高峰として国定教科書にも載ったことがある。その後、その名誉は九重山に譲ったが、山の由緒は古い。日向、豊後、肥後の三国に跨って古来鎮西の名山と称せられた。(略)実証的な記事は橘南谿の『西遊記』にも見えている。
そぼさん
えびの高原から九州道を走り、祖母山登山ルートの内、マイナーな北谷コースを選ぶ、
誰も来ていないと思ったがマイクロバスと6台程の先行車が来ていた。
ここもガスに覆われ、今にも雨が降りそうなので一瞬止めようかと思ったが、
もう一度ここまで来るのが大変なので登ることにする。 1時30分に登山開
始、路面は火山灰土の黒土で今はグリップが良いが雨が降ればかなり滑り易く
なると思われる。
山頂までの距離があるのか一合当たりの距離が結構あり、日暮までに山を降
りたい気持ちとは裏腹に全然標高が稼げない。 杉の植林地帯から尾根筋入る
と背丈以上の笹に覆われ、ガスってなかったとしても景観は得られないと思う。 案の定、五合目当たりから雨が降り出し、俺はポンチョを息子は傘を挿しての登りとなる。 長い長い道を2時間10分掛かって山頂にたどり着く。
直ぐに山を降りるが、雨降りでドロドロになった火山灰土に足が滑りまともに
登山道を歩けず、藪を選んで歩くので、登り以上に時間が掛かってしまった。 日の暮れ始めた6時20分、2時間35分掛かって下り終える。
雨の為、全身ずぶ濡れ、便所の水道でこびり付いた泥を落とす。
ガスっていた他の山はもう一度登りたいと思うが、特徴の無い ”祖母山”だけ
は二度と登りたくない思いだったが・・・
Road Map:五ヶ所から離合の困難な狭い林道を7km走ると北谷登山口に至る。
雨天の為、比較的に安全そうな ”北谷コース”を往復する。
2024年1月16日改定